11月の義務と権利

投稿者: annaka 投稿日:

献立のイラスト

Instagram見ててマネっこすることに決めた、今夜の献立。ソテーした鶏肉に「ネギシオたれ」をそえるのがポイント

 タイトルにたいした意味はない。11月ときたらギムと付けたいだけ。笑。

 最近、高齢者の交通事故が増えている。
交通事故たって被害者の方ではない。加害者だ。しかも死亡事故の加害者になっているケースが目立つ。
これは、オートマ車の特徴、ブレーキとアクセルが似た形状で隣同士、ということに大きな原因があるようだ。

 自分運転できないので、人の意見を調べた→→相次ぐ「高齢者のペダル踏み間違い事故」ーー解決のヒントはあの世界的名車にある | GetNavi web ゲットナビ

 うーーん、解決策があるなら早く採用してほしい。
そして、お金なら頑張ってわたしが出すから、父親の車をそれに変えたい。

 先日は母と電話で話をした。
父が毎晩、「小難しい哲学的な悩みばっか言っている」とのこと。

「もうね、死を前にした人には心の悩みしかないのね。『オレは何のために生きているのか』とか、そんなことばかり長々と話すから、聞いてあげているんだよ」

 一瞬とまどう話だ。「何のために」とか考えている場合じゃないだろう。もうすぐあの世に行くのだから、少しでも楽しむとか謳歌するとか、後悔がないようにするとか。

 と、思うけれど、いざとなると、楽しさなんか欲しくないのかもしれない。死の瀬戸際まで、悩み抜き、考え抜くのが、人間なのかもしれない。

 それで思い出したことがある。
夜勤の時の夜中、患者サンがナースステーションに眠剤をもらいに来たり、訴え事にくるのだけど、ある晩70代の女性がやって来て、

「あたし、生まれてこなきゃよかった」

 と言うのだ。わたしは半分笑っちゃいそうになった。その年まで生きててそういう事言う? いい加減に諦めよーよ。

 もちろん思ったことを口に出しはしなかった。傾聴しつつ慰めた、というか励ましたというか。

「そんな事おっしゃらないで ○○さんが生まれてきてくれて本当に良かったと思いますよ だってこうしてお会いできたし、お話もできたし。本当に良かったと思います。」

 それで彼女が納得したかというと、そんな感触はなかった。ただある程度の会話を行えた、ということで少し気がすんでくれた、という事かと思う。

 わたしも、自分で言ってて白々しい気もした。若干歯も浮いた。けれどこの方にはそう答えるのが一番に思ったし、嘘を付いてそう言ったわけではない。通常の場面ではこういう会話をしないだけだ。

 やや似たケースで「死にたい」と訴えられることがある。これは深刻度と緊急性に応じてスケールがある(完璧なものとはいえないが)。

ある時わたしも「死にたい」と言われたため、それを押しとどめるような説得めいたことを言った。
すると「それよく言われるんだよねー」と言われてしまった。
わたしの発した言葉はあまりに凡庸だったらしく、大方の人が言っている内容らしかったのだ。
もしかしたら、せいしん看護マニュアルに載っているのかもしれない。

昨今の妙な自己啓発ブームのせいかナニかで、即効性のある言葉を期待されたのかもしない。
が、そんなのは無理。わたしには他に思いつかない。

しばらくして、他の人にも同じように言われた。ほんとにもー悪かったね、珍しい気の利いたインパクトのあること言えなくてって感じだった。けどその時は一工夫した。

「よく言われるってよく言われるんだけど、一生懸命考えて言ってることだよ」
さすがにその彼女、よく言われるとよく言われるとはよく言われなかったらしくて、キョトンとしていた。

彼女、またどこかで死にたいと言ってるのかもしれないが、できれば「死」を持ち出さないでも、悩んだり苦しんだり考え抜いたりしていてほしいものだ。死にたいと思う自分か、でなければ、美しく聡明で人々に愛されつついい男にも愛される理想の女性、と二つしかないわけじゃないのだから。

そうそう。

父が最後の最後まで考えて、何か出した答えがあるなら(思いつきでもいいし、浮かんだ言葉とかでいいから)、ぜひとも聞き逃さないようにしなくちゃ。


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カテゴリー: 日記

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