東京タラレバ娘(日テレ)雑感

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昨今の若い女性の動向を知るためにドラ丸で録画して置いて見たドラマ。
やはり自民党一党独裁体制の単一的価値観しかない時代のせいか、頭が固い気がしたけど、そんなものなのかな?
なんせ家庭観・男女観がかなり凝り固まっている。とにかく結婚志向が強く、未婚の母もしくは仕事に生きるという選択肢はまったくないみたいだ。

事実、日本女性は結婚していないと子どもを産まない、というデータははっきり出ていて、諸外国の中でも韓国と並んでこの行動様式は確固としている。そのため、第一の少子化対策は若者の所得を上げて結婚への推進圧を高めるしかないのである。そっち方面で政府もやってくれてるとは思うが、よくわからない。あるいは、手段としてベーシックインカムという方策もある。

でも当方、さっき調べたけど→ ひとり親世帯になった時の親及び末子の年齢 (厚労省のデータ平成23年) 離婚して母子家庭になる場合、子どもが0~2歳というのが一番多い。つまり、結婚という手続きを出産のためにとるけれど、ごくごく早い段階で離婚するのだ。

離婚の理由はそれぞれあるとしても、万人に結婚という制度を押しつけるのに無理があるってことだと思う。
香の相手の涼ちゃんもそうだけど、男性の魅力は裏を返せば欠点や欠陥。これって避けられないワンセット。つまり継続的な結婚に向いていない男性はとても多い(し、そっちのがもてがち)。

昔は、50~60代の親世代が、それをわかっているから恋愛にはしる娘を止めて、堅実な結婚をするよう強制したものだけど、今の時代は(このドラマでは)、若い女性が自分で規制している。そこがなんか悲しい。

これって、たとえば民主党(現在民進党)が一番盛り上がって「子ども手当」とか創設した時ですら、思想として打ち出すことできなかった、ってのがある。結婚様式の多様化、家族の形態の自由化というのを。待機児童問題解決も取り組んでいたけど、結局の所、母子家庭の貧困対策がメインであって、女性の生き方として取り組んでたわけじゃない。(やろうとしてたけど、やめたらしい)

そこが歯がゆくてたまらない。

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表にするとこんな感じ↓

女性の生き方と出産と、政治との関係
<テーマ> 保守(自民党)(or日本会議) 非保守
結婚相手の選び方 一定条件を満たす相手 条件ではなく、好きと思った相手、気の合う相手を選ぶ
結婚制度 死守 しなければしないでいい。したければする
出産の時期 結婚後 とくになし
少子化対策として政府のやるべきこと 若者をどんどん結婚させる。そのために若者の給与を上げる 結婚志向の者へは左同。その一方、未婚での出産もはげます。手当も充実。結婚という形式でなく一緒に住むカップルも応援する
出産後の女性の労働 ??? 半年から1年ほどの出産/育児休暇を経て復帰

うまく世の中の意識が変わって、ついでに政治の力学も変われば、上の非保守に行くと思うんだけどなあ。

このドラマも、ドラマだから視聴者が納得するように男性の属性を盛ってあるけど、実際だったら、香の彼、思いっきり売れてないバンドマン(というか、ドラマでも元はそうだった)。このままじゃ、売れないバンドマンと恋愛しちゃいけないし、もっと言えばその子を産んではいけないって感じ。

それじゃ本当にノーフューチャー。未来がないとしか思えない。

でもって最終回の倫子。まさか、KEYを好きだったなんて、わたしはぜんぜん気付かなかったから驚いた←鈍い?
うちの娘「女の本能が勝ったってことなんだよね」とか言って納得してたけど、こっちに言わせれば、そういう選択するんだったら今までの保守本流の家庭観は何だったんだ? と。言ってることとやってることが違いすぎるじゃん? と。

関連:
タラレバ娘、最終回に大ブーイングのワケ – ネタりか ←←いっっしょーーけんめい優しいだけの男を熱演していた鈴木さんへの同情の声多数。

今となっては「仕方ない、KEYしかない」とは思うけど、そこへいくまで早坂さんを傷つけすぎてて確かにひどい。もっと早くから、自分の心に気付いているべきなんだ。保守本流家庭という建前じゃなくて。

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ドラマなんだから楽しく見てればいいんだけどね~ と思いつつ真剣に悩んでしまった。

ひとつ言えるのは、価値観はひとつじゃない。

あと、みんなしあわせになれ~~

役名と役者名一覧。一言コメント
タラレバ娘3人 鎌田倫子 吉高由里子
吉高さんでないと見てられなかっただろうドラマ。微妙な心の揺れとコミカルな演技も上手だ
鳥居小雪 大島優子
チャキチャキした、江戸っ子かって感じの爽やかさがドラマを軽やかにしててグッド
山川香 榮倉奈々
涼ちゃんに振り回されるグジグジした感じが可愛らしくてよかった
男性陣 早坂哲朗 鈴木亮平
優しかった。超絶優しかった。アカデミー優しさ賞をあげてほしい。
KEY 坂口健太郎
検索したら醤油顔ならぬ塩顔で売り出し中とのこと。超絶イケメンだった。
鈴木良男 田中圭
田中さんの場面だけやけに生々しくて良かった。相手の大島さんが色っぽく見えるほどだった。
鮫島涼 平岡祐太
軽薄な感じが楽しくて良かった。


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