DOOMEDで画像検索した結果
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DOOMEDで画像検索した結果。DOOMEDについては文中にあり

ということで世界のラウドロックのうち、代表的に凄いとピックアップされていたバンドをいくつか聴いた。

SLIPKNOT(スリップノット)、LINKIN PARK(リンキンパーク)、KILLSWITCH ENGAGE(キルスウィッチ・エンゲイジ)、BRING ME THE HORIZON(ブリング・ミー・ザ・ホライズン)、 PERIPHERY(ペリフェリー)、 ASKING ALEXANDRIA(アスキング・アレクサンドリア)、
BEARTOOTH(ベアトゥース)、WAGE WAR(ウェイジ・ウォー)、KING810である。

この中でリンキンパークだけはCDも持っているし聴いたことがあった。ただ、最近出たアルバムを試聴したところ、やけに甘いポップソングのようだったので、今では音楽の方向が変わってしまったのかもしれないし、それは曲全体の一部だけだったのかもしれない(このジャンルのロックでは曲調が途中で変わるのはよくある)

リンキンパーク以外では、SLIPKNOTは必聴認定を各ソースで受けているだけあって、このジャンルがそれほど好きというわけでもない当方でも耳も目も惹きつけられた。メンバーは9人もおり、各人が別々の種類の不吉なお面を被っている。ある者は鼻が尖り、ある者は壊れかけのロボット、ある者は口が裂け、ある者は頭全体から釘が出ている(のか刺さっているのかどっちか)。

こんなディティールをいちいち言挙げしていたのでは、いつまでたっても本題に辿り着けないので省略するが、ビジュアルにも迫力がありすぎて度肝を抜かれた。

デスボイス

スリップノットを始め、他のバンドの場合も、聴いてまず感じたのは声の出し方が怖い、ということだ。通称デスボイス(海外ではこの言い方ではなくグラウルgrowl等と言うらしい)と言われる「ダミ声」「悪声」「がなり声」だ。まるで地獄の底から這い出てきた腐れかけの悪魔がこの世界を呪い殺すために口から毒液を垂れ流しているかの如く。

しかしこのデスボイス、生まれつきの声、というわけではなく、また、性格的にこういう声というわけでもなく、ちゃんとした発声法に基づいて出しているようだ。つまりテクニカルな表現方法のひとつ、ということになる。(余談だが、この声のもっとも簡単なバージョンは、『呪怨』の俊雄が出していた。こういうの

それならば、この激しく禍々しい音楽郡はひとつの表現物として楽しめばいいものなのだろうか?
そこが気になってデスボイスの創始者のひとり「 チャック・シュルディナー – (80~90年代に活動)」の項を読んだ。彼は「あなたは悪魔崇拝者なのか?」と聞かれ、

Not at all. I really don’t want to involve any type of religious theme in our music. I think that’s more of a personal thing. Yeah, I’m not a Satanist and I definitely don’t put that into our music. No purpose. I was really young when the band first started out. I was never really into writing Satanic lyrics at all, personally. We did write gore lyrics, but it was more like kind of tongue-in-cheek, horror-movie type level. Nothing like encouraging people to go out and hurt themselves or anything stupid like that. It’s pure fantasy-movie type, scary stuff. And then, I just really got into writing about reality, which is what we all have to deal with.

と、答えたそうだ。
要は「ぜんぜん違う」と全面否定だ。「ホラー映画みたいなものだ」と。それどころか<今はもっと現実を歌詞に書いている>と言い、皆に対してもその志向を促している。

しかし、彼の時代から20年経過した現代の上記バンド郡を見ていると、ホラー映画というシャレた印象はほとんど受けない。Killswitch Engageだけは比較的陽性な印象を受けるが、WAGE WARなどバンド名からして「賃金戦争」だし。Bring Me The HorizonはDOOMEDで「I think we’re doomed」(僕たちの運命は悲しいと思う)と繰り返し、突き抜けた絶望だし。(←それが共感されてなのかあっちのティーンに絶大な人気があるそうだが) 言ってみれば、この世界を呪い殺すための悪魔崇拝がフィクションでも何でもなく普通に現実になってしまったようなのだ。

それでもまだ、KING810に比べれば余裕があると言えるだろう。次回はこのアメリカはミシガン州フリント市出身のバンドについて、フリント市という都市とからめて考えていこう。

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