就職氷河期とコロナと気候危機とジェンダーギャップとコレカラのシンプルバーション、就職氷河期をUPしました

どうもこんにちは。
就職氷河期の表を原点に帰ってsimpleに作り直してみました。
作り直したポイントを説明します。
まず今さらながら、この世代が何人いるのか分かるように出生数を書き足しました。
たとえば、就職氷河期が始まった1993年は、1970年度生まれ(現在52歳)が大卒の年齢であり新卒採用の対象になるわけですが、1970年の出生数は193.4万人です。1月~3月生まれも入ってしまうことと、すでに亡くなった方もいることを勘案するとざっくりした数字になります。
また、必ずしも193.4万人すべてが大学進学者ではないこと、大企業への就職を目指したわけではないことは、当然なので、こちらもざっくり感があります。
他に付け足したのは、とてつもない急カーブを描いて急増した1998年と翌1999年の自殺者数です。さらに、98、99では収まらず、つまりは政治がこれを重大事と認識せず無策だったがゆえに、さらに急増してしまった2003年の自殺者数も書き足しました。
この時の自殺者の年代は、就職氷河期に直面した若者層ではなく、中高年層が多いのが特徴でした。むしろ、就職氷河期世代の親世代といえそうでした。
他は、バブルの始まりの時期を書き忘れていたので、付け足しました。付け足して気付いたのですが、バブル期は5年程度しかなかったんだなと、思いました。 わたしのおぼろな記憶でも、この頃雑誌を読むと、「バブルがはじけた後大変なことになる」と、多くの識者が警告を発していました。
この後は、表を見て、さほど経済に詳しくない当方なりの発見事項を発表します。
就職氷河期世代の一番上は現在52歳であり、その上に7年間分の定年を控えた層がいるなあと。
この世代の給与が高くて若者に高い給料を払えないという話しをよく聞きます。
ただ、かつてのベストセラー『パラサイトシングル』にあったように、この世代の子どもに「家庭内分配」している可能性もあります。これがあるゆえに、若者層の不満がさほど表面化しない可能性もあるのではないかと想像します。年齢的には、25歳から35歳くらいでしょうか。
こちらも今さら思ったのは、「就職氷河期時代、どんな人なら就職できたのだろう?」ということです。まさか、社内に52歳から40歳までの社員がゼロというのは考えづらいです。
いくら氷河期とはいっても、12年間新卒採用していないはずはないので、どういう人が採用されたのか。
素朴に考えれば、ものすごく優秀な人が選別に選別に選別されて、難関就職試験に受かったのかな? という考えが浮かびます。
ただでさえ、この世代は大変に人口が多いので、超優秀な人材の出現頻度が高くなりそうです。
ただ、ここでもまた先ほど出した『パラサイトシングル』の著者の本を出してしまいますが、著者の中央大学の先生である山田氏によると、この時代、我が子を就職させるためにかなりな事が行われていたようです。何が行われたのかは、山田氏は「とても書けない」と書いていたので、詳細は不明です。
ここからは推測になりますが、この時代に良い企業(マスメディア含む)に就職させるために、政治家や力を持った人は何でもやったんじゃないかなと。 そう考えると、1993年からの今年まで(29年間)の、日本のていたらくぶりの説明が付く気がします。
参考にしたソース
検索語句:就職氷河期
RadioTalk YouTube。
検索語句:就職氷河期時代に就職できたのはどんな人
https://jp.quora.com/