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HYDEが5月にアメリカツアーを行う。ツアーに先だって依頼した、ということかどうか不明ながら、RollingStone誌のライターDavid Frickeが記事を寄稿している。そのサブタイトルは”The Japanese rocker visits the U.S. this May for a rare solo tour”「5月に日本人ロッカーがアメリカにやってくる。珍しい単独ツアーだ」というもので、単独ツアーが珍しいのか日本人がやってきてツアーをするのが珍しいのかちょっと分からないが、どっちにしろそう多くはないのは確かと思われる。ひょっとしたら、日本以外の国のロッカーはちょくちょくアメリカツアーを行っている可能性がある。

メインタイトルの方は”HYDE’s Big Return”で、日本版Rolling Stoneで翻訳されたタイトルは「HYDEの音楽に秘められた『可能性』」となる。ところでデイヴィッド・フリッケって何者だろう?Wikipediaによると、かなりの数の大物バンド、大物アーティストのアルバムのライナーノートを書いている。Rolling Stoneのサイト内検索をしても、ずらずらとたくさん記事が出てくる。そういう書き手が、何をどう書いているのか気になったので読んでみたってわけだ。なんといってもアメリカのロックバンド━━ジャンルを絞り込んでメタルというのかラウドロックだけでも━━ とんでもなくガチな奴らがわんさかいる。生まれた時からタトゥー入ってんじゃないかというハードな外見のみならず、すさまじいまでの音楽へののめりこみ。試しにこの記事に載っているKORNを聴いたらのけぞった。ボーカルの悲痛な呪わしさ、斬新かつ複雑な構成の楽曲と数の多さ、付属するエピソード(特にボーカルのジョナサン)のハンパねー痛ましさetc…. 妙齢のご婦人である当方ですら全身に刺青彫りたくなってくるくらい影響力がすごいのである。

KORNを聴くだけで結構ヘトヘトになったので他は後で聴くとして、そんなアメリカだから、その中で日本人のツアーってどうなんだろう・・・・・・?  と思わずにいられない。となれば、確認してみるしかないだろう。くどいようだが、デヴィッド・フリッケとやらの寄稿文を、だ。

(その当時)私が好きだった日本のバンドは、ボアダムス、フラワー・トラベリン・バンド、ミッシェル・ガン・エレファントだったと思う。今はチバユウスケ率いるザ・バースデー、ザ・チャーチ・オブ・ミザリー、そしてアヴァンギャルド・ロック・ニンジャというべきボー・ニンゲンあたりだ

この箇所は、2012年に行われた90年代の”Visual-kei”のトップバンドL’Arc-en-Cielのマディソンスクエアガーデンでのライブを「見逃した」、と語った後の文章だ。フリッケの関心の視野がアメリカ国内のみにとどまっていない事がわかる。このページ以外でも2012年のRollingStone内のここではフラワー・トラベリン・バンドやミッシェル・ガン・エレファントについて語っている。

上記のバンドが好きな理由は「ラウドでテンポの速い、アンダーグラウンドの匂いのするバンドが大好き」だからなのだが、要は”Visual-kei”のL’Arc-en-Cielは好みではないと、間接的に匂わせている。と同時に、”Visual-kei”というアメリカ音楽界にはないと思われる用語─”kei(系)”なくらいだから─をもってきてくれたことで、ある種の関心を引かせることはできるかもしれない。

フリッケはVAMPSに関しても触れている。必要な知識はちゃんと得た上でHYDEのことを書いているのがわかる。「Z.Zトップとナイン・インチ・ネイルズを足して2で割ったような曲」とか「ストーン・テンプル・パイロッツを彷彿とさせる」など。このタイプの評価は「亜流」と言いいたいので、言われて喜ぶようなものではないが、日本人の現状としてはそこそこと捉えていいのではと思う。それでもVAMPS以後に関しては「昨年から続々とリリースされているシングル郡には、フォーカスと挑戦というテーマが現れている」と、良いことを言ってくれている。ここ原文だと”That combination of focus and reach continues over HYDE’s recent singles”で、「focusとreachのコンビネーションが現れている」、とちょっと難しい。たぶん日本人視点では「挑戦」で合っている。reachは手を伸ばす。「アウトリーチ」って福祉の世界でも言うんだけど、人が福祉に頼ってくるのを待つのじゃなくて、こっちから行って「どうですか」と確認&交流&問題解決にいくやつ。しなくてもすんでしまうことだけど、こっちから手を伸ばす。

なので「focusとreachのコンビネーション」は「目指す焦点を定め、そこに向かって手を伸ばす」といった意味となり、アメリカ人なら当たり前のことなので、challengeという言葉とも違うのかもしれない。が、なんにしろ翻訳は挑戦だ

それに、「ZIPANG」について「クイーンにも通じるドリーミーでネオクラシカル」とは素敵なことをいってくれるている。

とはいえ、 “Mad Qualia” と “Zipang”が同じステージ上で両立するもんなのかはちょっとわたしには分からない。まるでタイプもスピード感も違う曲だからだ、それでも日本人としての(それにHYDEとしての)ウリを考えるならば演るべきなのかもしれない。

この記事の〆は複雑だ。< “Mad Qualia” と “Zipang”を生で体験すべく、筆者は次のHYDEのニューヨーク公演には足を運ぶつもりだ>というのだ。5月のツアーはフロリダ州、ケンタッキー州、ノースカロライナやマサチューセッツ州、ペンシルバニア州にメリーランド州、イリノイ州、最後がカリフォルニア州であり、ニューヨークは入っていない。「あなた、何が言いたいんですか?」って思った箇所だ。つまり、まだ「挑戦」し続けてニューヨークに来ることがあったらと、言いたいのだろうか? しかも「その時期のスーフォールズがとても美しい」から行くよ、という理由もつく。ここらがプロのテクニックってやつかもしれない。まあ、人はいろいろな思惑を込め文章を書く。すっぽんぽんの裸でキーボードに向かうバカはいない。愛と魂と楽観と悲観と祈りと願いと計算と打算とが入り交じる。しかし、全体にいえば、公正かつ妥当、そして未知の可能性にひらけた良記事を、David Frickeは書いてくれた。

HYDE U.S. tour 2019

  • 5/5 – Welcome to Rockville Festival
    Metropolitan Park, Jacksonville, FL (Tickets)
  • 5/7 – Louisville Palace Theatre, Louisville, KY (Tickets)
  • 5/11 – Epicenter Festival
    Rockingham Festival Grounds, Rockingham, NC (Tickets)
  • 5/13 – The Sherman Theater, Stroudsburg, PA (Tickets)
  • 5/14 – Stage AE, Pittsburgh, PA (Tickets)
  • 5/15 – The Fillmore Silver Spring, Silver Spring, MD (Tickets)
  • 5/17 – Middle East downstairs, Cambridge, MA – Headline Show (Tickets)
  • 5/19 – Reggie’s Rock Club, Chicago, IL – Headline Show (Tickets)
  • 5/21 – Verizon Center, Mankato, MN (Tickets)
  • 5/22 – The District, Sioux Falls, SD (Tickets)
  • 5/24 – Arvest Bank Theatre at the Midland, Kansas City, MO (Tickets)
  • 5/26 – 1720, Los Angeles, CA – Headline Show (Tickets)

↑コピペなのでチケット購入先へのリンクを貼っちゃいましたが、日本人ファンが行くことは、本来の目的focusとreachにはかなっていないと思われます でも行きたいな~ 各会場、すごい楽しそうな雰囲気が漂っている。

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