最近は、音楽を買うのはiTunesオンリーになった。
30年くらい前、レコードからCDへと移行した頃は、「CDは可聴域以外の周波数はカットしているから音楽として不自然」と批判されたものだけど、音楽配信サービスはどうなんだろう? 音質とか、あるいは何か他の影響として批判する人っているんだろうか。
たぶん、皆がもう便利さに流されて、特に文句のある人はいないのではないか。

わたしもいつの間にか慣れてしまって、LPレコードに比べて小さすぎて物足りなかったCDが、やけにかさばって感じるし、ケースの出し入れも面倒くさい。そのうえCD一枚がやけにすぐに終わる。なぜなんだ? 昔も今も同じ長さのはずなのに。音楽も「市場」ってやつが求める、100均ショップの便利グッズなみの商品に変わってしまったからだろうか。

よく分からないが、手元にiTunesがあるから結局行っている。この曲「雨月」もiTunesのフロントページで見かけた。オリコンによると昨年の紅白で披露した「Rojo」に次ぐシングル「unfixable」のカップリングとのこと。「unfixable」は明菜初の全部英語の歌詞だったため、まず先に「雨月」を聴きたく、購入した。

イントロはハープシコード?のようなポロロンと素朴な高い音で、ボーカルはちょっと低すぎるくらいの声でゆっくりと始まる。
ゆっくりと噛みしめ、言い聞かせるように、心を込めて歌っている。いや心を込めてなんて気恥ずかしい言い方をするのは控える。何にしろそれは「音楽スタイル」と言うにはあまりにも心すぎて、この人は心だけを頼りに、心だけを励みに、心だけを信じて歌っている。

歌のなかほどで、こう歌う。「あなたとの約束を抱きしめる / 信じた愛の未来はどこに」

信じた愛の未来? ああ言われてみれば確かにそうだ。日々、信じた愛が粉々に砕ける音を聞いているのではないか?
それに「あなた」はもう、「約束」なんか忘れて、違う価値観で生き始めているかもしれない。なのにこの人は、こんなに切々と歌っている。

☆ ☆ ☆ ☆

それで思い出したんだけど、2ちゃんのまとめサイトなんかでよく見る「劣化した」発言。
女性芸能人がちょっと年齢を重ねるとすぐ言うやつが涌く。
人に対して「劣化」なんて言葉を使うやつは、まず先に自分の顔写真を見せてほしい。濁った汚い目をしたウンコ顔のやつだろうね。ほんとウンコ食わせたいわ。っていうかウンコの樹海でウンコにけつまづいて気絶してそのまま白骨化してほしい。あと、ウンコの富士山が噴火したらそういう奴だけ埋もれてフン死するとか。

ともかく下らない奴が大手を振ってでかい態度で人を見下している世の中はいやだワ。もちろんそういう人は昔からいたんだろうけどネットのおかげですっかり可視化されて。*

何の話しだっけ。

☆ ☆ ☆ ☆

そうそう、信じた愛の未来は・・・・

それはどうなるか分からない。

分からないけど、明菜の歌をこの耳と心で聴いた。
今、自分の心が聴いて感じたことをわたしは信じる。
どんなに膨大な楽曲群が砂浜に押し寄せて、雨月がかき消されそうになっても、この心が強く感じたことは紛れもなく確かだから。

 

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  • 最近のウンコブームに毒されてしまいました。すみませんでした。