リアリティショーで自死者が出るのは、テレビ局の責任です

イラストは木村花氏のInstagramから。マリリン・モンローのTシャツ姿※

リアリティショーでの出来事をきっかけに出演者の女子プロレスラーが自死に追い込まれました。匿名者による陰湿で執拗な誹謗中傷が原因でした。
そのような誹謗中傷をされなければ、彼女は死ななかったのですから、直接には誹謗中傷した人間達が一番悪いです。
単純に考えればまったくその通りです。
だからといって、単純な考えばかりに支配されていいんでしょうか。単純に考えれば、生産性がなく身寄りも無い高齢者は死んでいいという暴論さえ生まれかねません。
ところが、実際に政府は、本来匿名空間であったインターネットに横暴に権力の手をつっこみ、発信者を特定できるように画策しています。

・デメリットもあるだろうけど、心が壊される人が減るならアリ。ネット社会に適応したルールを作らないとね。

心が壊れている人が、そういう誹謗中傷をしてるんだと思います。
有名人の心さえ守れればそれでいいんですか?

ネットが普及したことによって、著名人への誹謗中傷行為は絶えません。きっと相手の顔が直接見えない点に加え、反撃されにくいため攻撃しやすいのでしょう。

「ネットが普及したことによって」じゃないですよ。最初からネットは匿名の無名人のためのものなんです。そこへ後から有名人が漁場を荒らしに来たんです。
有名人は一人でもフォロワーを増やしたいし、目立ちたいから一般人よりもずっと頑張ります。より知られること、より認められることが仕事ですから。あげく、いつの間にかネットは、有名人に喝采を浴びせフォローしたり気安く話しかける場所、パチパチと応援する場、いちいちと賛美する場に変わってしまったんです。

むしろ、有名人が、ネットで活動したいなら匿名になれって言いたいほど。

そしていつの間にか、芸能人以外の場合は、実名でネットやってる人間が一番エラいことになってしまいました。顔出しならさらに。

そのため、どんどんネットはつまらない場所になっていったのです。

当たり前です。よほど肝っ玉の座った器のでかい人物か、才能のある人間でない限り、発言の際は、周囲に忖度するし自分の利益も考えるのが当然です。
実名顔出しで、権力や力あるモノ、広告関係者を批判し、社会にとって有用なこと、あるいはオリジナルのクリエイティブなことを発信し、受け手を力づける人ならいいです。しかし、他の実名顔出しにはそうではないのが多いです。どうでもいい陳腐な発信をするだけならまだしも、現に存在してる重要な問題をスルーすることで、間接的に弱者に被害を与えています。「そんな問題存在しないんだな」と受け手に思わせます。有名人は、それほどの影響力があります。

それで、被害者としての一面ばかりいうの、おかしくないですか。

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問題の第一番目に「ネットユーザーのモラルの問題」を挙げるのが津田氏らしい。何様? いくら挙げても、ネットユーザーのモラル(人間性)などは向上しません。
今回、誹謗中傷しなかった人が、自分のスイッチの入る他の場面で絶体にしないとは、言い切れないのです。

けれどその一方……

しかし、その一方、このような暗部が広がっています。

有名人ではなくても被害は起きています。仁藤夢乃さんのような女性の活動家が、大変な被害にあっています。
あるいは、活動家ではなくてもマイノリティや弱い立場の女性が狙われています。被害者がTwitterアカウント一個の身元を特定するのに50万はかかるそうです。しかもTwitter社は、

ツイッター社は「情報を一切保有していないことが判明した」「したがって、本件申立ては直ちに却下されるべきである」と回答してきたのだ

Twitterをかばう人は多いですが、もっとも悪辣なのはTwitter社だと思います。
Twitter社の人は、人間界のことや人間心理を知らないのでしょうか? そんなはずはないです。起きると分かっていて放置しているのです。

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番組の途中途中で、視聴者に向けてきちんと説明をしていれば、誹謗中傷の量はずいぶん減らせたと思います。
あるいは、彼女が受け取るメッセージのすべてに目を通し、ともに戦う姿勢を持ったり、それと平行して心理面をフォローする専門家をつけたり、など。
ただでさえ、これほど美しく溌剌した女性は嫉妬の対象になります。わたしだってします。世の中、自分の容姿に自信を持ちたくても持てない女性は大勢いるし、それでなくても不幸な生い立ち、貧困、コンプレックス、誰も彼もがなにくわぬ顔でよどんでいるのです。

そんなことも分からないほど、教育格差的に恵まれたおぼっちゃんおじょうちゃんばかりなんでしょうか? フジテレビは??


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※マリリン・モンローは不道徳、スキャンダラス、淫ら、イヤらしい、汚らわしい……とバッシングされまくっていました。マリリンは、今日へと続く「女」を創造した女優です(つまり「女」とはフィクション)

マリリンの時代にSNSがあったら、叩かれ方は今の人の比じゃないほど激烈だったはず。

いつの時代もバッシングはあります。そこを考えないといけない。叩く人間の心理を。

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