NHKアニメ『進撃の巨人シーズン3』のオープニング曲を担当すると決まった時は、「YOSHIKIもHYDEも嫌いじゃないけど、進撃の巨人のイメージには合わないからやめて」という意見が多数派だった。と思う。
実はわたしも「進撃じゃあ彼らと世界観違いすぎる。話題作りでそこまでしなくてもいいのに」と思ったのは思った。
まして当方、アニメの進撃は見たことないけど、原作なら相当読み込んだことあるのだ。中世のヨーロッパに似た町を舞台に、閉塞的な状況の中戦う戦士達の物語である。しかも戦う相手は前代未聞の醜悪な巨人たち。果たしてこの化け物がどんな寓意をふくんでいるのか、何のメタファーなのか? ○○じゃないかな、それとも××かなと密かに考えされられたものだ。なぜなら、あのサイズ感の巨人なら、従来は正義の味方、もしくはヒーローであるウルトラマンやゴジラだったからだ。正義のヒーローの敵である怪獣(もちろん同サイズ)すら、最終的にはアイドル的存在として好まれ、子ども達は我も我もと、怪獣の塩ビ人形をほしがったものだ。

かたやあの巨人の人形を、子ども達がほしがったりするだろうか? というかそもそも玩具メーカーは作っているのだろうか?

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ないワ。あるのはほぼリヴァイやエレンなどの巨人と戦う側のフィギュア。

だから民放ではなくNHKがアニメ化したのだろうか? おもちゃ会社にとってうまみが少ないから?
そうかもしれないし、そうなじゃないかもしれない。ひとつ言えるのは、半端な敵じゃないよと。塩ビ人形になんかならないよと。つまり、それほどの絶望感を内包したストーリーなのだ。

そんなであるから、YOSHIKIもHYDEも絶望が似合うタイプじゃないので、やめた方が……と思ったわけだ。

ところが10月に入って衝撃的なニュースが飛び込んできた。→YOSHIKI feat. HYDE「Red Swan」、世界チャート上位を席巻 – ライブドアニュース。これには仰天して言葉を失った。へ? 何がどうなっているの? 日本以外でも配信してるん? 日本以外でも『進撃の巨人』放映してるん?
詳しいことは分からない。なのでそんなこと考えるのはやめよう。ともかく聴けば分かるのだ。世界チャートで1位だろうがドンケツだろうが、聴けばすべてが分かる。

で、聴いたんだけど、マジで良かった。迷いも照れもなく壮大で感動的なところと、メロディの明るさと、ボーカルの優しい声~叫びまでの幅の広がり。
前半と後半で、舞台のセットを変えたように曲調が変わる。
前半日本語が目立って、後半は英語が目立つ。
前半は物語をやさしく語りかける男性、後半はどんどん攻撃性をおびて叫びが主体になる。
歌詞の内容は、前半も後半もさほど変わらないけど、ともかく叫ぶ。といってもデスボイスと言われるやつではなくて、力強く叫ぶ。
試しに複数のヘッドホンで聴き比べてみたところ、ドラムのような低音や微細な空気の揺れのような音(バックの小さいささやき声)は、高いヘッドホンのがよく聴こえるので、もちろん良いヘッドホンに超したことはないけど、ボーカルだけにしぼるなら、スマホのおまけのやつでも、SONYの高いやつでも、聴かせどころはちゃんと聴かせるのでさほどの違いはない。そもそも、叫びというやつが、音源に入りきるのが難しい気がする。

そんなで想定外な展開になったのだった。
と思ってたら じゃじゃじゃーーん
Red Swan、まさかの(というか、こちらはNHKのシナリオ通りなのか?)紅白歌合戦出場と。
まさか、紅組キャプテンが「Red Swanは赤いから紅組ーー」なんて言い出さないといいけど笑
こうなったら、大晦日から元旦は休みをとって、お茶の間で紅白を見るしかない!!
娘にも、そう言おう。

進撃の巨人 海外の反応 シーズン3は対巨人戦よりも、人間同士の関わりがメインに移っているようだ。

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