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Troye Sivanの「Rush」とAI時代の幕開け

初めて、「Rush」のMVを見たのは数年前。

以来、何回見直した(いや、凝視し直した)ことだろう?

最初に見たときはただ驚きだった。

ありえないデザインの服。股間に布のないボトム。ブリーフ(!?)が見えてる。お尻も丸出し。しかも叩く。
大勢がほぼ素っ裸で集まってる。どこかのコミュニティ。肌と肌の密着。男同志で交わす秋波。

濃密にエロくて、求め合って。触れ合って。そして多分、それ以上・・・

と同時に、

あたしはもう一つのことも直感した。

「あ、これはAIへの挑戦状だ」

と。

時を同じくして世間では「シンギュラリティ」って言葉が流行ってた。
AIが、自らの判断でさらにすごいAIを作り出し、人類を支配する。そんな時代がもうすぐ来る、という予言とともに。

同じくその頃、Xの規約が変わって、X上に発表された画像作品は、Xが権利者になった。

多くのイラストレーターたちがXから撤収して行った。自分の魂込めて描いた絵を守るために。

実際にわたしがXで目撃したのは、AI生成家の人が、権利主張するイラストレーターを公然とバカにしていたことだ。

「AIの絵の方が完璧なんだよ、人間の絵師なんか用済みなんだよ」と。

人間性が奪われる。

そういう恐怖に直面していた。

その中での「Rush」。「Rush」の映像はすごい。過激なだけじゃなくて、一人一人が肉体を武器にすごいダンスを踊っている。歌詞も象徴的だ。「あなたの体で私に語りかけて」tell me what you want Translate your vibration, let your body talk to me
身体というリアル。

AIがこれとそっくりの映像を作れたとしても、そんなものに意味はない。AIは体で話しかけることが、できない。

今、AIは一般生活にも浸透してきた。かなり多くの人がいろいろな場面で使っている。友人のSは「履歴書」に使っていた。「尽力しますって言葉、生まれて初めて使った」と笑っていた。

わたしも相当使っている。当初は楽しいと思っていたが、数ヶ月使っているうちに困難も感じ始めた。対話とは、想像以上に自分の心を使うものと気づいたからだ。

久しぶりに「Rush」の音と映像に酔いしれながら、これからもAIに挑戦状を叩きつけてほしいと思った。それに、自分もそうしたいと思った。

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