血圧とUFOは似ている。
どちらも真相が曖昧で、人間の不安と強く結びついている。
最近、「高齢者の血圧は、あまり下げすぎない方がいい」という話をよく見かける。
以前より基準が緩やかになった、という説明もある。
けれど一方では、「160を超えると危険」と変わらず言われる。
いや、公式サイト的なものは皆、そう言っている。
たとえば日本高血圧学会が理想とするのは、診察室血圧130/80 mmHg未満である。
1日でもっとも高い「診察室での血圧」をこれにしようと薬に頼るなら、もっとも低くなる時間帯はかなり低くなる、と予想されている。
低くなり過ぎれば、今度は脳梗塞の危険が増す、と言われる。
脳梗塞が怖いと言われ、血圧が高ければ脳出血も怖いと言われ、結局どうすればいいのか?
本当に安心できる基準値はどこにあるのか?
UFOもそうだ。
これこそ確かにUFOだと、万人が納得する写真には、お目にかかったことがない。
……とはいえ、
高齢になれば血圧は上がる。人間、死ぬ時は死ぬ。
数字など気にせず、好きに生きようではないか!
と腹をくくれるほど、達観することも、できていない。
血圧とUFO
