最近、障害児への虐待について考える機会があったので、共有したい。
元同僚のSさんが、ある都内の障害児施設に就職した。そこで行われていたのは、日常化している職員による虐待だった。
それは、全部の職員が行っているわけではなく、経営側にいる職員が特にひどかった、と言う。
その後、Sさんはその施設を辞めて、他の障害児の施設に移った。
しかしそこでも、前施設ほどではないが、職員、あるいは家族による虐待に近い光景を目撃することがあり、心が折れた。
一ヶ月ほどでSさんはそこも辞め、今は虐待のない障害児施設に移り、子どもの送迎などを中心に働いている。そこの施設での毎日は「とても楽しいし充実している」と笑顔を見せてくれ、わたしも安心した。
虐待の詳細については、命に関わるほどではない様子だし、通所施設であるから家には無事に帰っている。とはいえ暴力がふるわれているのは事実のようだ。ただわたしとしては、自分の目で見た状況ではないのでこれ以上具体的な記述は控えたい。
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施設の名称はSさんに聞いていたので、その都内の障害児施設について調べた。
運営しているのは会社だ。
特に気になったのはカイシャの評判でみた、給与の低さだ。正職員なのに年収200万円にも満たない。
子ども相手はただでさえ大変なのに、まして障害児ならば、尚更大変だろうにそんなに安くて成り立つのだろうか?
調べると、障害児施設の給料は、国(報酬)→自治体→事業所→職員 というルートで届くことがわかった。
またこういう情報も得た。障害児施設の給料の低さは、長年「全産業平均より低い」と深刻な課題になっており、現在、こども家庭庁と厚生労働省が連携して異例のペースで改善策を打ち出していると。
朗報ととらえたい所であるが、改善された分が、ほんとうに働く個人の給与に反映されるかどうかは、事業所次第らしいのだ。
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Sさんの話では、安い報酬で働いている一般職員は「子どもに優しかった」そうだ。むしろ、経営側にいる職員の方が虐待していたと。
ねじれた話である。「共有したい」と最初に言った割には中途半端になったが、ひとまずここまでで報告としたい。
