今日、スーパーに寄ったらメロンが本日の目玉、という感じで置いてありました。
「おいしそーー でもメロン、高いからなあ。
まあ無理して買うこともないか、そもそもメロンなんて買ったことないんだし。」
ということで何事もなく通り過ぎようとしたんです。が、看板が目に入りました。メロンは北海道富良野産で「ヒグマのおくりもの」と名付けられていました。
なんか、すてき。
その時、メロンが食べたいというよりも北海道の生産者の人が作ったものを食べたい、と思いました。
「よし、1000円くらいなら買おう!」
清水の舞台から飛び降りるぞ。
1000円だってべらぼうに高いけど、年に1回くらいならいいだろう。北海道に観光に行って食べるのに比べたらタダみたいなもんだし。
値段を見ました。
え。
1799円
予想の二倍でした。
目に入ったのは、消費税抜きの値段で、消費税込みの値段1943円はちいーさく書いてありました。
そらそうです。せっかく1800円に達しないように一円減らしたのに、税込価格なんか見せたくないでしょう。
わたし、この時に思い出したんですよ。
れいわ新選組の山本太郎氏が公約を語っていた動画を。
「可処分所得を増やすんです!!!!!!」
と、言っていました。こんなに給料減り続けている、つまりは一人一人の国民がモノを買えるお金が減り続けている国はそうそうない、のです。
だから、可処分所得を増やして一人一人がもっと豊かになって経済成長もしていかないと。と言ってました。
わたしはその動画を見た時に、自分なら、可処分所得が増えたら何を買おうかなと考えたんです。
実のところ、あまり思い浮かばなかったんですわ。
ただ、そのメロンを見た時に、厳密にはメロンの価格を見た時に、可処分所得がもっと多かったら買えるんじゃないか、買えて当然なんじゃないかと思ったんです。
メロンを毎日買ってたらそれはいくら可処分所得があっても足らないけれど、シーズンに一回くらいヒグマのプレゼント受け取れていいじゃないか。
それによって、北海道の生産者さんにもお金がいくわけだし。
一個でも多く売れた方がいいし、一個でも多く食べてもらいたいだろうし。
そこから先、さらに考えたんだけど、
それを日本人ができないから、外国の人が買うわけで。
中国人があたかも日本侵略しているというけれど、日本人が貧しすぎてメロン一個買えないから、外国人に売るわけで。
それで生産者や売る人、特に企業はそれで儲かるわけで。
日本人の可処分所得を増やさなきゃ、結局、インバウンドに頼るしかないわけで。
一般国民としての日本人を抑圧し、貧困にあえがせて、その分金を使えなくなった分を外国人に払ってもらう、それによって企業もうかる、うはうは、だからやめられない、もっと外国人、来てくれ〜
みたいな構造を、
日本人の可処分所得を増やす!! ことで是正したらどうかなー
と、メロンを指をくわえて横目に通り過ぎながら思ったんですよ。