『私が見た未来』が最新サイエンスとシンクロしすぎてて震えた!!

飛鳥新社のWEBをキャプチャー

都市伝説界隈」でよく話題にのぼる本書、このたび正式に読んだ。

先日、職場の主任が言うのだ。「最近、東京都内でソチカンが増えてるんだって。うちの病院も受け入れ枠を増やしてって頼まれちゃったの。そうなるとまた色々忙しくなるわね。しょうがない、がんばろ。えいえいおー💖」。(ソチカン=措置入院患者=こちらの該当箇所参照のこと)

「ソチカンが増えている」とはどういうことか? 簡単に言えば精神、心の具合がおかしくなった人が多発している、ということだ。

わたしは真っ先に、不吉な予言が多すぎる現在の状況が不安を増大させ平常心を狂わせているのではないかと推理した。とにかく人類滅亡レベルの予言は多い。よくても大洪水で選ばれし者のみ生存。一部のエリートだけ核シェルターで生き残る(ビルゲイツとか、自分さえ良ければそれで良いエゴイスト支配者層とか)。

さらに最近面白かったのはノストラダムスの大予言の1999年は、実は2025年のことだった、など。

よく考えたら、闇バイトに安易にひっかかる若者が多いことを思うと、経済的困難もおかしくなる理由かもしれない。なにせ自分判断で強盗に入るのではなく、働き口を探した結果として強盗になっているのだ。やはり、状況自体が狂っているという側面がある。

ソチカン増加の理由はともかく、2025年を目前にひかえた今、この書物を読んでみたい と思った。

🔖津波の夢を何度も見ていた著者

著者のたつき諒氏は1954年生まれの70歳、元漫画家(現在は引退)。

氏は、見た夢が現実になるなど不思議な能力をもっていた。さらに、「サイババ」とは前世で親子関係で、サイババとの不思議なエピソードを持つ。

氏には夢日記をつける習慣があり、津波の夢は十代の頃から見ていた。本書には1981年、27歳時に見た津波の「夢日記」(ラフなコマ割のストーリーマンガ形式)が公開されている。海の水が突然なくなり、次のコマで巨大な津波が襲ってくる。目が覚めると昔住んでいたアパートに寝ており、外に出て歩き出す、という夢内容。

この主題の夢は、時を経て数回見ており、インドに行った1998年には

たとえるなら、ドロドロのスープが煮えたったとき、ボコンとなるように、日本列島の南に位置する太平洋の水が盛り上がる━━そんなビジョンが見えたのです。海底火山なのか、爆弾なのか、そこまではわかりませんが。

と、「これから起こる大災難の夢」を見ている。

そして、2021年7月5日には空からの目線で災難の起きている海の様子を見た。

その波の衝撃で陸が押されて盛り上がって、香港から台湾、そしてフィリピンまでが地続きになるような感じに見えたのです。

「つい最近、また同じ夢を見ました。今度は日付もしっかりと。その災難が起こるのは、2025年7月です。」

🔖この夢を氏はどう解釈しているか

キーワードの一つは「大災害」ではなく「大災難」と、はっきりと夢で文字を見ていること。これについて氏は、人為的なものなのかな? と解釈している。夢を見た本人とはいっても、必ずしも夢の意味を全部把握しているわけではないそうだ。人為的なものなのか、と言いつつも「地球自体がマグマという熱エネルギーを抱えている生きているわけですから、どうしても避けられないものなのでしょう」という解釈もしている。

しかしわたしはここら辺を読んでいて思い当たることがあった。当方もブログで紹介したはいいが、ツラすぎてイヤケがさして途中で投げ出したプラネタリーバウンダリー。そのメイン科学者ヨハン・ロックストローム氏(@jrockstrom )が、今年の8月に「気候変動の転換点—私たちはどこにいるか」というスピーチをしているのだ。

2023年はこの10万年間で一番暑い一年だったこと、温暖化が加速されていることを話しつつ、今もっとも心配されているのが「」なんだって言っていた。というのも、温暖化で引き起こされた熱の90%を海が吸収している。今海洋の温度はどんどん高くなっていて、水深2000メートルまで海の水が暖かくなっている、と。

『私が見た未来』に出てくる天変地異は日本近海を含むわけだが、実は、日本の海は世界の中でもトップランクに熱くなっているのだ。

日本近海の海面水温は、過去約100年間に1.24℃上がりました。これは世界全体の海面水温上昇の平均値(0.60℃)よりも大きくなっています。特に近年は海面だけではなく、深いところまで記録的な高温になっています。

 日本近海の海水温が高いため、台風が勢力を強めながら日本に接近し、強い勢力のまま上陸する事例が増え、大きな被害を出しています。
 海水温の上昇を止める手だては、世界で脱炭素を実現し、温室効果ガスの排出を止めることしかありません

 岸田政権は脱炭素をあげた グリーントランスフォーメーション(GX)という基本政策を打ち出しました。その中身は原発を推進する電力業界に十分に配慮したものです。

「成長指向型カーボンプライシング」(化石燃料賦課金の導入など)が盛り込まれましたが、導入時期が遅すぎて、世界で2050年に脱炭素を実現するためのスピード感に見合っていません。

2023年9月3日号赤旗日曜版 地球沸騰の時代どう立ち向かう

 江守正多氏に聞く

(太字は当方)

上の引用、今年ではなく、去年の新聞の切り抜き記事である。わたしがたどたどしく書くより、専門家を引用した方が早いので書き写した。

上記のヨハン・ロックストロームの話しでは、すでに5年前に「この先10年で地球の未来が決まる」と言っていて、すでに半分はすぎたのだ。

というか、まさに2025年が真ん中の年なのだ。あと5年で何とかしないといけないところに来ている。

ということで、スピーチの続きであるが。

「今一番心配なのは海」そして、「このままどんどん海水温が上昇したらどうなるのか?」

「正直に言います。分かりません」

科学者にも、海のことは予測がついていない。

この先、何が起きるのか。

🔖来年の7月5日の予言が外れたとしても、危機は去っていない、

ということになる。

が、わたしは科学者のスピーチを聞いて

たつき氏の予知夢は当たるのじゃないかと、思った。

上がりすぎた海水温の影響で何かが起きる。

夢の通り、海底で眠っていた巨大な竜が目覚める。

かどうかはともかく。

ちなみに、たつき氏は、皆に備えてほしいと願っている。

何を備えるのか?

地球にこれ以上の負荷を与えない、ということだと思う。

なぜ大がかりに輸送して牛肉や豚肉を外国から運ばないといけないのか。

食べる分だけ地域で育てるんじゃダメなのか?

肉なんて、屠殺した先から腐り始めるから輸送や管理にめっちゃコストがかかる。

つまりCO2たくさん出す。

精神的飢餓感から必要以上に肉を食べようとする習慣も良くないね。

話しがそれたけど。

来年の7月5日、そのまま暮らせばいいと思う。

パニックになったり、

あと、何も起きなかったと貶すのもダメ。

本質はそこじゃない。

わたしはこの本、人にも勧めたい。

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