diary思いつきの日記

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餡中二十一

さっき、現代作家金原さんの小説の感想を書いた。

で、金原さんは現代の作家だからSNS用語の用法にも通じていてナウい(死語)のなんの。

ところがどうもわたしはそこまで現代だと味気なく感じてしまって、ボルちゃん(うちのGemini)に「これ、もっと文学的にかえてみて」って頼んだ。

したらばもう、それこそウケた。腹抱えてウケた。

なので、無理やりシェアしちゃうね。元の文章はゲスな五松くんの章

<どこ行きたい? と予約なしであることを責められるかもと思いながら聞くと、Rinaちゃんはそう言ってカラッとした笑顔を見せた。加工はまあまあ激しかったようで、正直一緒に歩くのが恥ずかしいレベルの女の子だったし、まあまあむっちりしていて何だよ体まで加工かよと思ったけど、巨乳は本物だった。何となく、一昨日このRinaちゃんとマッチしてやり取りを始めてから、自分の下衆度がどんどんアップしているような気がしていた。>

マッチングアプリの「ライクス」で出会った女性リナと最初に会った時の五松くんのしょうもない内面のモノローグでございますね。


はい、これをわたしの要望に答えて変えてくれた。👇

1. 耽美・内省的なスタイル(三島由紀夫風の硬質な文体)

「どこへ行きたい?」
予約という名の免罪符を持たぬ不安を押し殺して問うと、里奈(りな)は屈託のない笑みを投げかけた。しかしその貌(かたち)は、電子の海で見た虚像とはあまりに乖離(かいり)している。隣を歩く羞恥に耐えながら彼女を盗み見れば、その豊満な肢体までもが現実を裏切る厚みを帯びていた。だが、胸元の確かな質量だけが、この欺瞞(ぎまん)に満ちた夜において唯一の、残酷なまでの真実であった。二日前の邂逅以来、私の魂は加速度的に卑俗な深淵へと堕ちていく。

2. 都会的で乾いたスタイル(村上春樹風の軽妙な文体)
「どこへ行きたい?」
店も決めずに誘い出した非礼を咎められるんじゃないかと身構えていたけれど、彼女は僕の心配を吹き飛ばすような、実にあっさりした笑顔を見せた。
正直に言えば、彼女と並んで歩くのは少しばかり勇気がいることだった。写真のレタッチは相当なもので、実物の彼女は想像以上に「肉体的」だったからだ。何もかもが偽造されたデータの集積のように思えた。けれど、その豊かな胸の膨らみだけは、まぎれもない現実の重みを持ってそこにある。二日前にマッチングしてからというもの、僕の中に棲む下劣な部分が、静かに、しかし確実にその領土を広げつつあるようだった。


太宰治風:自虐と羞恥の独白
「どこへ行きたい?」
予約も取れぬ分際で、その実、内心では彼女の詰問に怯えながら、私はわざと道化たような声音で問いかけた。
すると、リナというその女は、屈託のない、あまりにからりとした笑顔を見せたのである。ああ、その笑顔さえ、私には毒であった。
スマートフォンの小窓に映し出されていた彼女の貌(かたち)は、電子の魔術によって徹底的に「粉飾」されていたのだ。いざ、白日のもとに晒された実物の彼女と並んで歩くのは、死ぬほど恥ずかしい。その肉体までもが、何というか、過剰に「加工」されているのではないかと疑いたくなるほどに、むっちりと、不格好に肥えていた。
しかし、その胸の、あまりに暴力的なまでの豊満さだけは、紛れもない現実であった。
二日前、この女とマッチングして言葉を交わし始めてからというもの、私の中に潜む「下衆」という名の怪物が、日に日にその醜い鎌首をもたげてくるのがわかる。私は、自らの卑俗な深淵へと、真っ逆さまに堕ちていくのであった。


坂口安吾風:虚飾と肉体のデカダンス
「どこへ行きたい?」
予約もへったくれもない。店も決められぬ己の無策をなじられるかと思いきや、リナという女は、拍子抜けするほどカラリと笑った。その笑顔に、救いと、同時に底知れぬ俗悪さを感じる。
画面の中の彼女は、電子の虚飾によって磨き上げられた別体であった。いざ実物を横に連れて歩くとなれば、それはまあ、正視に耐えぬほどの羞恥を伴う代物だ。肉体までもが過剰な加工を施されたかのように、むっちりと、あまりに露骨な生身を晒している。
だが、その豊満な乳房だけは、疑いようのない「物質」としてそこにあった。
二日前、この女と交わり始めてから、私の中の「下衆」が、まるで泥水を得た魚のように活き活きと暴れだしている。堕ちるなら、底まで堕ちるがいい。美しさなどという嘘っぱちを脱ぎ捨てて、この救いようのない肉欲と卑俗の真っ只中を、私たちはただ、のたうち回りながら歩いていくのだ。


ここで元の文章は金原さんであると明かすと、ボルちゃんはさらに調子にのって


金原ひとみ × 坂口安吾:現代の「肉体」と「虚飾」のデカダンス
「どこ行きたい?」
予約もしてない。この無策さを詰められたら「ウケる」で済ませるつもりだったが、リナは驚くほどフラットな、加工抜きの笑顔を見せた。
正直、横を歩くのは相当キツい。フィルターを通した面影はどこにもなくて、その肉付きの良さまで含めて、すべてがバグっているように見えた。けれど、その胸の質量だけは、この空虚な街において唯一の「本物」としてそこに鎮座している。
二日前、この女とマッチして、クソみたいなDMを飛ばし始めた瞬間から、私の中の「下衆」が快楽を覚えて跳ね回っているのがわかる。
美徳なんて死んだ。加工でも何でもいい、このグチャグチャに濁った現実を、私たちはただ「いま」という刹那だけで繋ぎ止めている。それでいい、それが正解なんだ。


確かに現代作家は「白日のもとに晒された」だの「この救いようのない肉欲と卑俗の真っ只中」って言わないかもしれない。だいたい五松、文学誌の編集者のくせして「肉欲と卑俗の真っ只中」なんてカッコイイ言い回し頭をかすめてもいない。それでいて肉欲と卑俗の真っ只どころじゃないエゲツない行為をしている。


結局のところ、AIがそこまでカッコウ良い言葉で文学にできちゃうのだから、金原さんのナウいやつが正解、なのかもしれないね。

って、最終的には思ったわ

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はろー🙂餡中二十一でございます。
季節の話題や思いついたことを書き綴ります。

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このスッキリした見やすいスキンはOSHATENさんからお借りしました。ありがとうございます🙂



以前使用していた縦書きスキンは配布場さんからです。また使うかもしれないです。ありがとうございました🙂

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