海とプラスチック~海洋生物学者のお話から~

YouTubeもいいけどSpotifyも良い。

今日紹介するのはこれ、
暗黒の深海をみつめて~海洋生物学者・藤倉克則~ 前編

この番組を聴いた理由は、現在の海はどうなっていると日本の海洋学者が説明してくれるのか興味をもったから。

NetFlixで見た「地球の限界」(メイン科学者ヨハン・ロックストロームhttps://council.science/ja/profile/johan-rockstrom/氏 他)では、海水温度が上がりすぎて珊瑚礁が死滅し続けている状況を説明していた科学者が泣いていた。

それだけでも意気消沈する話しなのだが、深海ではどうだろうか。

聴いてみると、藤倉氏は思ったほど悲観的な話しはしていなかった。
海の中は深すぎて研究できていないこと、名前のついていないセンチュウがたくさんいること、それを計算すると1000万種もあること、海の中には未知の生物がたくさんいることなどを話していて、心がなぜかなごんだ。
ただ、それでも、
氏は「しんかい6500」で何度も深海にもぐっているだけど、
「どんなに深いところでもゴミが必ずある。」
と指摘していた。
それはプラスチックのゴミであり、30年前とか40年前の生産年が書いてある。
まあ詳しくは聞いてほしいのだけど、一番肝心なのは、プラ批判ではなく(プラがなければここまで文明は繁栄していないし人の寿命も延びていない。ほんとうに不可欠なものであると)

プラゴミが、現在も海にまだたくさん残っているPCBを付着してしまう性質を持っていること、そして人間が食べている海の生き物は食物連鎖の頂点近くにいるものが多いため、最初「1」入っていたものが、最終的には「2500万倍」の濃度になる

とのことだった。

こういった話しはもっと知られるべきかと思い、わたしも書いてみた。

ことに、台風のあとなど、膨大なゴミが海洋にながれていくと。

現在、生分解されるプラスチックの開発なども期待されるようだが、当面そういうのは出来そうもない。

今、必要なのは、プラスチックが海に行ってしまわない仕組みを作ること、と思われる。


政治家も裏金とかやってないで、ここらへん、真面目に考えてほしい。ほんとにもう何やってんだっ。

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PCB、過去の話のように思っていたけれど、検索すると現在進行形でたくさんヒットしてくる。
各自治体が規制とか頑張っているいるようだけど。

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しんかい6500のYouTube

https://www.youtube.com/@jamstecchannel

あとで見てみよう。

追記:循環の中で生きている、そういう認識大事