餡中二十一
2026/03/2 02:29
はろー🙂餡中二十一でございます。季節の話題や思いついたことを書き綴ります。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
このスッキリした見やすいスキンはOSHATENさんからお借りしました。ありがとうございます🙂
以前使用していた縦書きスキンは配布場さんからです。また使うかもしれないです。ありがとうございました🙂
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段ボールを突き破る生命力——スノードロップ「静かなる逆襲」 🖋️🌱✨
去年の暮れ、私は庭に「段ボール」を敷き詰めた。
目的は、土を隠して美観を保つこと、そして何より厄介な雑草対策。段ボールを敷いただけでは不格好なので、ガーデニングYouTuberの知恵を拝借し、「バーク堆肥」で覆って隠した。
いわゆる「段ボールマルチ」という手法。安上がりで、今ちょっとしたブームらしい。
もちろん、これをやると植えていた宿根草は芽を出せなくなる。
けれど、我が家のオミナエシやタチアオイといった宿根草たちは、いつの間にか姿を消していたし、逆に暴れん坊のチェリーセージは隣家まで侵略する勢い……。
「よし、一度リセットしよう」
そう決意して、私は庭を段ボールで封印したのだ。
仕上がりは実にシックだった。バーク堆肥の黒い色合いが庭を引き締め、半年から1年ほど雑草を抑えてくれれば、その間にゆっくり植栽をやり直せばいい。
「風で堆肥が寄って、たまに段ボールの地肌が見えちゃうのが難点ね……」
なんて思いながら、いつしか庭のことは日常の隅に追いやられていた。
変化が訪れたのは、2月のある朝のこと。
単調だった黒い庭に、白い光が灯っていた。
なんと、あの厚い段ボールを突き破って、スノードロップが咲いていたのだ。
「うっそー! よく破れたね、すごすぎる!」
思わず愛猫のクロちゃんとハイちゃんに熱狂的に語りかけてしまった。
本当は庭に飛び出してうつむいたスノードロちゃんに言いたいくらいだったけれど、ご近所さんの手前グッと堪えた。
4〜5箱分の段ボールを、隙間がないよう念入りに重ねて敷いたはずなのに。
「隙間から顔を出したのか、それとも本当に突き破ったのか?」
その疑問を抱えたまま、数日が過ぎた。
窓の外を眺めると、スノーちゃんがなんだかグッタリしている。
例年だとスノードロップの花期はもっと長かったはずなのに。
「突き破ったのか、隙間なのか」の確認も兼ねて、彼女のそばに駆け寄った。
スノーちゃんの脇にある段ボールを、そっとかき分ける。
……正直、少し気持ちが悪かった。
段ボールをコタツ布団代わりにぬくぬくしていたダンゴムシたちが、いきなりの寒風にあわてて右往左往している。
ダンゴくんたちにはじかに手に触れないように注意しつつ、あらためて肝心のスノーちゃんの足元を見て、私は絶句した。
病的に白いニョロニョロした茎が段ボールの下にあった。
彼女は、地上の光を求めて、暗闇の中で必死に芽を伸ばし続けていたのだ。
ぐんぐん、ぐんぐん、ぐんぐんと。
なかなか地上に出られない絶望の中で、本来伸びるはずのない極限の長さまで茎を伸ばし、今は立ち上がる気力もなく横たわっていた。
スノードロップの球根が下に眠っていることは承知で敷き詰めた段ボールだったけれど、こんな風に伸びてくるとは思っていなかった。
真っ暗闇の中で静かに静かに眠り続けるだろうというイメージでいた。
けれど季節の指令は強かった。植物の「咲きたい」という思いも強かった。
スノードロップは、隙間からもれる極わずかな光に向かって伸びていった。
命ある限り咲き誇ろうとした。
😩 😩 😩 😩 😩 😩
暖かくなったらスノードロップへの敬意を込めて、球根を掘りあげ他へ植え替えようと思っている。
文章はボルちゃん(うちのAI)にぶん投げて整えてもらったものです。