リアル16巻が出てた、読んだ

リアル16巻の写真

Xを見てて『リアル』の16巻が出ているのを知った。
昨年の8月には出ていた模様。

こ、これは! と思ったものの、前巻までがどうだったのか、頭に霧がかかってボンヤリとしか浮かんでこない。
今の時代、次々にドギツイ情報が飛び込んでくる毎日だから、無理もないか、と思う。情けないけど。

そんな愚痴はいい、ともかく読もう。

今回、ついに3人が退院した。
3人とは、高橋、スコーピオン白鳥、花咲。

性格も体格も過去も嗜好もまるで違う3人だけど、歩けなくなった「障害者」という身の上は同じ。
3人は病院での厳しいリハビリを経て、本当の仲間になり、そして退院した。

退院とは「守られた世界から外に出ること」

この3人がまた出会う時があるのか? その興味ポイント、忘れないで覚えておこうと思う。

リアル、なのは、病院であれほど逞しく無敵に見えたスコーピオン白鳥が、約束の地(大試合)に現れなかったこと。「障害者」ということで偏見を持たれたのか、それとも、障害をもつゆえに本当に実力がなかったのか。

高橋が退院する時、両親が来てくれた。高橋のお父さんが今回も大活躍。おとーーさーーんと胸の中で叫びたい。今回、息子のために車椅子製作に乗り出した。

そんなこんなで、皆の元に日常が帰ってきた。この静かさこそがドラマだよね、って今は本当に思う。事故という悲劇、家族の葛藤、激しい感情、そこから立ち直って、夕凪のように穏やかになって、ご飯を食べて、人と話して‥‥

といっても、高橋や野宮らの日常は、勝つための日常。

大晦日も走って、走りながら新年を迎えたいなんて、言い出すしまつ。(野宮)

オリンピックで金メダルとか、世界大会で優勝とか、そんなバッジの問題じゃなくて、日常が輝かしくなる。日常を輝かせるための勝利、というゴール。

いや、もう書いててうらやましくなった。

あと、なんとなくの予感なんだけど、高橋のお母さん、お料理ユーチューバになるんじゃないかな。
息子に褒められて、もう、嬉しくてしょうがないと思うんだよね。
だって、料理の味なんか興味ない息子だったのにさ。なに、このすさまじい違い笑

リアル16巻の後付け。2024年8月24日初版と書いてある

以前に書いた感想→これ と これ

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