ツアーは懲り懲りだけどベトナムは良い

友人の越路さんに誘われてツアーに参加。

ツアーがあんなに過酷に引っ張り回されるものと知ってたらわたしは断っていたのだけど、てっきり楽ちんなんだと思って誘いを受けてしまった。

経路は、成田空港→ノイバイ国際空港→ハロン湾→ハノイ→ホイアン→ダナン→ホーチミン空港→成田空港 である。

上はノイバイ国際空港からハロン湾に向かっているところ。この路は毎年のように行っていた大分空港から大分駅(バス1時間)の車窓と印象が大して変わらないのに逆に驚いた。それでも違いを言うと、高速道路脇なのに果物を売っている人が数メートル間隔にいたりすることと、バナナの木が多い。

下はホテルからの眺め。

わたしはコロナのせいで杭州の西湖に行き損ね、変わりに別府へ行った事がある。その時ホテルから望んだ別府湾と西湖が似ていると、むりやり関連付けブログ記事を書いたのだけど、今回は世界遺産ハロン湾と別府湾が似てた…。たとえば、生活感の少ない周辺とか。本来山と海ばっかのところにビルが林立してるところとか。←貶しているわけではない

もっとも、悪天候のためよく見えなかったので、よく見たら違うと思う。

そんなこんなで、一日目は移動オンリーの日。翌日、遊覧船に乗ってハロン湾周遊。雨だけど。

雨なので観光案内にあるようなパッとした写真は撮れなかった。昼食は船の中で。美味しかったのはイカ?の厚揚げみたいなやつ。ベトナムは全体的に味付けうすくて、肉なんかほとんど出てこない。うれしい。

船中一番写真に撮りたかったのは、小舟に乗った果物売りがこっちの船にぶつかるかという勢いで接近してきたこと。買おうと思ったけどガイド氏が止めたのであった。(衛生上良くないなどの理由)

ガイド氏はともかく全部止める。したかった屋台での食事も「初めての人は必ず漏らす。ぜったいだめ。一回食べてお腹の中にバクテリアができてから」。はぁ・・・・・💨

ついでに言うと、ベトナム人にして日本語ペラペラのこのガイド氏、祖国愛がめっちゃ強い。曰く

「ベトナムの平均年齢、何歳だと思いますか? ニホンは? ニホンは50台ですね。
ベトナムは? ベトナムは28歳です、若いです」(Googleで今検索したら、現在のベトナムの平均年齢は33歳、ニホンは48歳。盛られたw)

「ベトナムの食糧自給率、ナンパーセントと思います? ハイそこのあなた、60%? 違います、え? 70? もっともっと。ハイ、ベトナムの食糧自給率は100%でーす!」

「(ベトナムの歴史を簡単に話した後)ベトナム人にとって最も大切なのは自由と独立 なのです」

いやーここ、「日本人にとって最も大切なものは何ですか?」と誰かに聞かれたら、どう答えたらいいんだろうと、悩んだところだ。

ベトナムの首都ハノイもなんとも言えない街だった。植物と建物が渾然一体となっている。あと、バイクが多くて道路を渡れない。

もーファンタジー

ツアー中に出てきた食事は野菜中心で美味。果物も「ドラゴンフルーツ」始め、新鮮なのが沢山。ホテルだから特別に美味しい可能性もあるけど、4日滞在しただけで心身ともにシュッとキレイになった気がしたほど。

デザートも甘くないのが多い。一回プリンも出た。

ところで、同じような時期に「秋篠宮夫婦」もベトナムを訪れていた(9月20日~9月25日)。宮内庁のHPによると「ベトナム政府から、外交関係樹立50周年の機会に、秋篠宮皇嗣同妃両殿下を同国に招待したい旨の申出が」あったそうだ(1973年9月21日ベトナムと日本、国交樹立)。

ベトナムは共産党国家だから、今のロシア対クレアチアの戦いでロシアの味方にさせられてしまう危険がある(というか、もうされてる?)。詳しい情勢までは調べてないが徴兵制もあるベトナムのこと、兵隊を出せなんて言われちゃたまらない。

ベトナムと日本は深い友好関係にあるということをアピールするのは、本当に大事と思う。これ以上戦争の犠牲者を出してどうする!!!! 秋篠宮ご夫婦グッジョブ、お疲れ様でございました。

「深い」友好関係という言葉、適当な修辞ではない。無知にして寡聞な当方は知らなかったのであるが実はベトナムのホイアンに日本は縁(えにし)があったのである。

朱印船貿易を行っていた16~17世紀、日本人もここホイアンに日本町を築き貿易を行っていた。有名なのは「日本人が建てた」という日本橋。中華街と日本人街をつなげたそうだ。この件についてWEB上でもっとも詳しく書いてあるのは、ホイアンの日本町の今昔(『現代ベトナムを知るための63章【第3版】』より)かな?(元は書籍なので)。あと面白いのは、ベトナム在住日本人の個人ブログホイアンの橋論争。ベトナムを愛する人ならではの説得力あり。今「日本橋」は工事中なのでホイアン日本橋修復工事 日本橋修復工事の専門家ワークショップ開催 もリアルな話しが読める。

2024年に完成か? 工事中の「日本橋」
なぜか橋に寺がある。なので「寺橋」とベトナムでは呼ばれている

橋の手前、日本人街↓↓ だと思うけど、記憶が曖昧になっている

上の写真はすべて橋の手前…だと思った。

↓↓こちらは橋を渡って中華街

中華街の全部は見れなかったながら、上は福建省の人が建てた福建館。もうすごいド派手。ゴテゴテキラキラ。媽祖とその家来の千里眼と海風耳などキャラクターと物語の作り込みもすごい。

夜のホイアンでは「ランタン祭り」を見物。自分もロウソク流した。幻想的な気分が味わえる。

舟に乗った魂に見えるの、すてき。
色とりどりの世界であるが、モノクロも合うかと思って撮ってみた

最後に、食べたものの写真をアップしよう。フォーは本当に美味しくて、わたしは家に帰ってから4回以上作って食べている。本場の味には及ばないものの、フォーは大きく失敗というのがないから嬉しい。

また行きたいなぁ。今度は単独で行く。ちなみにduolingoを120日くらい続けていたから、多少とも英語が口をついて出てきて通じた(ベトナム語はかなり難しい。一応チャレンジはしたものの)。これは本当に嬉しかった。オススメ。というか、学校でもこれでやればいいのにね。

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